第37期竜王戦七番勝負は、10月5日に東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で開幕しました。

対局相手は、初タイトル挑戦となる若き天才、佐々木勇気八段(30)

振り駒の結果、藤井竜王が先手を取る形で、注目の対局が始まりました。

第37期竜王戦日程

佐々木勇気八段、藤井竜王との因縁の対決に挑む

佐々木勇気八段といえば、藤井竜王の29連勝を止めた男として記憶されることでしょう。

彼は2010年10月、高校1年生でプロデビューし、

四段昇段を果たしたことで早くから大きな期待を寄せられていました。

佐々木八段は永瀬拓矢九段との縁も深いことで知られています。

永瀬九段が黙々と将棋の研究に励む一方で、

佐々木八段は多趣味で、当初は将棋の研究に没頭することが少なかったようです。

そのためか、一時は成績が伸び悩んでいました。

しかし、その状況を変えたのが藤井竜王の登場です。

若き天才・藤井竜王の快進撃に衝撃を受け、

「連勝を止めるのは自分だ」という強い決意を持って挑んだのが、竜王戦本戦トーナメントでした。

その後、藤井竜王に追いつくべく佐々木八段も研究に打ち込み、

順位戦でも徐々に成績を上げ、ついに2023年にA級昇級を果たします。

さらに今年度はここまで15勝2敗、勝率0.882という驚異的な数字を記録。

順位戦でもトップを走り、名人戦への挑戦も視野に入っています。

この勢いが、藤井竜王相手にどこまで通用するのか。

今期の竜王戦はまさに注目の一戦となりました。

1日目はゆっくりした流れに

戦型は予想通りの「角換わり」。

56手目までは研究通りに進んだと思われます。

佐々木勇気八段の消費時間はわずか18分でした。

しかし、57手目、藤井竜王が自陣の弱点を補強する「6七歩」を指した瞬間、

佐々木八段の手が止まります。この時点で時計は11時を回ったばかりでした。

そこから18時の封じ手まで、なんと4手しか進まないという、非常に静かな展開が続きます。

これが2日制の将棋ならではの、ゆっくりとした流れです。

自陣のキズを消す藤井聡太竜王の渋い手「6七歩」

佐々木八段の封じ手は「3三銀」で間違いないでしょう。

銀を取られるわけにはいかないため、この選択は必然と思われます。

ここでの先手(藤井竜王)の選択肢が非常に多岐にわたるため、

佐々木八段としてはじっくり考えたいという意図が伺えます。

初めてのタイトル戦ながらも、佐々木八段の落ち着いた姿勢が印象的です。

形勢は互角。

残り時間も両者ほぼ同じで、これからは藤井竜王がその実力を十分に発揮できる展開となりそうです。

下図は封じ手局面です👇

佐々木勇気八段が62手目を封じる

午前のおやつ

藤井聡太竜王のおやつ佐々木勇気八段のおやつ
プリン、アイスレモンティーシューパリジャンとプレミアムメロン、緑茶(温)
ネッカリッチ農法による赤たまごを使用したこだわりのプリン。
上品な味わいを楽しめる一品ですね。
「かおる」も食べたい
フルーツの彩りも鮮やかで、味覚と視覚を同時に楽しませてくれる一品です。
力強いダブルオーダーにホテル関係者も驚きを隠せなかったようです。
「かおる」も食べたい

ランチ

藤井聡太竜王のランチ佐々木勇気八段のランチ
国産牛の網焼きステーキ重 温野菜添え、アイスレモンティーミートソースのスパゲッティ ボロネーズと国産牛ビッグハンバーガー、緑茶(温)
ご飯との相性も抜群で、温野菜が程よいアクセントを添え、バランスの取れた一品です。
「かおる」も食べたい
おやつに続き、ランチもダブル注文です。
勇気先生はよく食べます。
「かおる」も食べたい

午後のおやつ

藤井聡太竜王のおやつ佐々木勇気八段のおやつ
紫芋のモンブラン、アイスレモンティー、オレンジジュースシューパリジャン、緑茶(温)
藤井竜王らしい「かわいい攻め」を感じさせる一品です。
「かおる」も食べたい
午後はシンプルに甘いひとときを楽しむ選択となったのでしょうか。
佐々木勇気八段なら、午後はトリプル注文かと思ってました。
「かおる」も食べたい