第38期竜王戦第3局は、10月31日から11月1日にかけて京都市右京区「総本山仁和寺」で行われています。

2勝0敗で迎えた第3局。先手番の藤井竜王が3連勝を決められるか、注目です。

第38期竜王戦第3局1日目

佐々木勇気八段、運命を託す「振り飛車」

16手目、佐々木勇気八段は意表を突く4筋への振り飛車を見せました。

連敗で迎えた佐々木八段にとって大事な本局。

普段は居飛車を主戦場とする佐々木八段が、

あえてこの「振り飛車」に運命を託す決断を下しました。

昨年、仁和寺での対局でも振り飛車を採用しましたが、その時は角交換型でした。

対して本局は持久戦の様相を呈しており、昨年とは異なる戦術的アプローチがうかがえます。

この作戦選択の背景には、立会人が振り飛車党久保利明九段であることも少なからず影響しているのかもしれません。

注目の戦型でどのような激闘が繰り広げられるのか、期待が高まります。

四間飛車採用

午前のおやつ

藤井聡太竜王の午前のおやつ佐々木勇気八段の午前のおやつ
京の実りのお裾分け
単一品種抹茶「鳳春」
京の実りのお裾分け
しっとりバナナケーキ
京都宇治玉露「玉兎」
素材本来の優しい甘さと、
それを引き立てる単一品種抹茶「鳳春」の奥深い香りが、
研ぎ澄まされた思考の合間に、
格別な安らぎを与えてくれるでしょう。
「かおる」も食べたい
「京の実りのお裾分け」が持つ雅な甘さの後に、
しっとりとしたバナナケーキの濃厚さが、
対局中のエネルギーを素早くチャージしてくれたでしょうか。
「かおる」も食べたい

ランチ

藤井聡太竜王のランチ佐々木勇気八段のランチ
下鴨御膳
京都宇治玉露玉兎
特選ちらし寿司
京都宇治玉露玉兎
京野菜や西京焼きなど、
京都の豊かな恵みを凝縮した松花堂弁当「下鴨御膳」。
旬の素材を丁寧に調理した品々は、
見た目にも美しく、味覚だけでなく視覚からも楽しませます。
特に、繊細な出汁の風味と野菜の持ち味が、
対局で消耗した集中力を優しく回復させたことでしょう。
「かおる」も食べたい
トロやマグロなど京都近海の新鮮な海産物が
惜しみなく盛りつけられたこの豪華な一品は、
旬の京野菜の彩りが加わり、
目にも鮮やかです。
新鮮な海の幸と大地の恵みの調和が、対局の緊張感を和らげ、
確かな満足感をもたらしたことでしょう。
「かおる」も食べたい

午後のおやつ

藤井聡太竜王の午後のおやつ佐々木勇気八段の午後のおやつ
しっとりバナナケーキ(アイスクリーム添え)
宇治田原濃厚抹茶ラテ
シグネチャーアップルパイ(季節のカットフルーツつき)
京都宇治玉露玉兎
単一品種抹茶鳳春
濃厚な抹茶ラテのほろ苦さが全体の甘さを引き締め、
午後の対局で再び集中力を高めるための、
理想的なエネルギー補給となったことでしょう。
「かおる」も食べたい
バターの香ばしさとリンゴの優しい酸味、
サクサクのパイ生地が完璧なバランスで、
疲労した脳に確かな栄養をもたらします。
「かおる」も食べたい

藤井竜王は得意の穴熊

持ち時間でリードする佐々木八段は、88分を費やし、50手目を封じました。

立会人の久保九段によると、封じ手は△2四飛車成の一択と見られています。

佐々木八段は、この後の難解な局面の展開をじっくりと検討するため、ここで指し手を保留したのでしょう。

残り時間は藤井竜王の方が30分短い状態です。

藤井竜王の玉は穴熊で堅固に守られていますが、現局面では攻め駒に乏しい状況です。

3三の桂馬と持ち駒の飛車をいかに活用し、局面の打開を図るか、藤井竜王の作戦に大注目です。

現時点の形勢は互角。

手に汗握る明日の対局再開が非常に楽しみです!

50手目を封じる