2026年1月24日(土)、ついに第75期王将戦七番勝負の第2局が幕を開けました。
舞台は、千本鳥居で世界的に有名な京都の「伏見稲荷大社」です。

1. 0勝1敗からの巻き返し:先手番の藤井王将
今シリーズは、挑戦者の永瀬拓矢九段が第1局を制し、現在1勝0敗とリードしています。
5連覇を目指す藤井王将にとって、本局はスコアをタイに戻すための大一番です。
本局は藤井王将の先手番です。
先日の叡王戦本戦(千田八段戦)でも先手番で「穴熊」という意外な作戦を披露し、
プロを驚かせる勝利を挙げたばかりです。
先手番の利を活かし、どのような構想を練ってくるのか、ファンとして期待が高まります。
午前のおやつ
| 藤井聡太王将の午前のおやつ | 永瀬拓矢九段の午前のおやつ |
| 抹茶(千寿)と生菓子(茶の実) | 抹茶(千寿)と生菓子(茶の実) 宇治玉露(天慶)とホットコーヒー |
| 合わせた生菓子「茶の実」は、上品な甘さとなめらかな口当たりで、 抹茶の味わいをやさしく引き立てる一品。 静かな対局の合間に、心を整える洗練されたおやつでした。 「かおる」も食べたい | 永瀬先生にしては少な目となりました。 「かおる」も食べたい |
2. 最近の勢い:大逆転と完勝の波に乗って
今週の藤井王将は、まさに「神がかり的」な活躍を見せています。
• 朝日杯:菅井八段を相手に、AI評価値1%からの「奇跡の大逆転勝利」。
• 叡王戦:千田八段の研究を「6五飛」という衝撃の一手で打ち破り、ベスト4進出。
王将戦第1局では永瀬九段の緻密な研究に苦しめられましたが、
朝日杯での粘り強さや叡王戦での鋭い踏み込みを見る限り、藤井王将の状態は決して悪くありません。
今の藤井王将には、追い詰められても跳ね返す圧倒的な底力を感じます。
3.戦型は角換わり
戦型は、十八番の角換わり。先手・藤井王将の腰掛け銀に対し、後手・永瀬九段は早繰り銀で対抗します。
序盤早々の28手目、永瀬九段が△5四歩と牙を剥きました。
研究の深さを物語る「用意の策」です。
ここから前例を離れ、互いに手探りの未知なる局面へ。
角換わり特有のスピード感とは裏腹に、一歩も引けない神経を削るような間合いの計り合いが続きます。
下図は43手目、藤井王将が▲4七金と形を整えた局面。
ここで永瀬九段の手が止まり、深い長考に入りました。

ランチ
| 藤井聡太王将のランチ | 永瀬拓矢九段のランチ |
| 王将戦特製対局弁当、ほうじ茶(伏見) | 助六寿司(量半分)、抹茶そば、 王将戦特製フルーツパフェ、ウーロン茶、ホットコーヒー |
| 藤井王将は、王将戦特製対局弁当を味わい、 彩り豊かなおかずとバランスの良い味付けに満足そう。 香ばしいほうじ茶「伏見」が口の中をすっと整え、集中力を高める、 落ち着いたランチとなりました。 「かおる」も食べたい | 永瀬九段は、量を抑えた助六寿司と抹茶そばで軽やかに腹を整えつつ、 締めに王将戦特製フルーツパフェで程よい甘みを補給。 ウーロン茶で口をさっぱりさせ、ホットコーヒーで集中力を高める、 計算されたランチでした。 「かおる」も食べたい |
午後のおやつ
| 藤井聡太王将の午後のおやつ | 永瀬拓矢九段の午後のおやつ |
| 抹茶ブラウニー、京都紅茶 | フルーツ盛り合わせ、千寿 |
| 濃厚な抹茶の苦みと甘みが調和したブラウニーに、 繊細でまろやかな京都紅茶の組み合わせ。 和洋の美徳を掛け合わせたような気品あるセレクトは、 まさに「静かなる勝負飯」。 深い休息を経て、藤井王将は再び盤上へと視線を戻しました。 「かおる」も食べたい | ビタミン補給を欠かさないストイックな「永瀬流」のセレクトは、 盤上の激闘とは対照的な、 清々しく瑞々しいひとときを感じさせます。 「かおる」も食べたい |
4.封じ手予想
藤井王将は封じ手までの時間を十分に残していましたが、あえてここで手を封じる決断をしました。
これは、次の一手が勝負の行方を左右する極めて重要な分岐点であることを示唆しているのかもしれません。
封じ手予想は▲7四歩です。
これは、永瀬九段の攻めの要である桂馬を跳ねさせない、非常に鋭い抑制の一手です。
相手の攻め駒を機能不全にする手は、攻守のバランスを重視する藤井王将らしい選択と言えます。
他にも有力な手がある中で、王将がどの図面を描いて2日目に臨むのか、期待が膨らみます。

