1. 異例の「藤井王将、1勝2敗」という現実
将棋界に激震が走りました。
絶対王者として君臨する藤井聡太王将が、七番勝負の第3局を終えて1勝2敗とリードを許す。
これは彼のタイトル戦キャリア、特に王将戦において過去に例のない事態です。

おやつ
| 藤井聡太王将の午前のおやつ | 永瀬拓矢九段の午前のおやつ |
| いちご大福、金の抹茶アイスラテ | 立川苺のショートケーキ 金の抹茶アイスラテ、ジャスミンコンブチャ、国産オレンジジュース |
| 和の甘みと濃厚なラテを組み合わせたセレクトです。 「かおる」も食べたい | 立川苺のショートケーキは、和三盆を使用したふわふわのスポンジと、 とろけるような口当たりのクリームが最大の特徴です。 「かおる」も食べたい |
2. 驚愕の「53手目まで予定通り」——永瀬九段が仕掛けた研究の罠
対局後、検討室とファンを戦慄させたのは、永瀬九段が明かした準備の凄まじさでした。
永瀬九段は「53手目の▲4四銀までは予定(研究範囲)だった」と淡々と語りました。
特筆すべきは、藤井王将が2手目に△3四歩と突き、戦型を「雁木(がんぎ)」模様の力戦へと誘導した点です。
通常、こうした「変化球」は相手の研究を外すためのものですが、永瀬九段はその展開すらも完璧に飲み込んでいました。
その証拠が「消費時間」の極端な差です。
永瀬九段がわずか54分というハイスピードで指し進めたのに対し、
藤井王将は同じ局面に至るまでに2時間近くを費やしていました。
「53手目の4四銀までは予定でした。理解度がそんなに深くはなかったので、一手一手を時間を使って考えていました」(永瀬九段)
この言葉は謙虚ながらも、藤井王将が盤上で必死に解を求めている間、
永瀬九段は「すでに知っている正解」を確認していたに過ぎなかったという、残酷な事実を物語っています。
ランチ
| 藤井聡太王将のランチ | 永瀬拓矢九段のランチ |
| 中華そば白 和紅茶 | 中華そば白 立川苺のショートケーキ ハーブティー、ホットコーヒー、ウーロン茶(アイス) |
| 一般的な色の濃い醤油ではなく、白醤油を使用した「中華そば白」を注文しました 「かおる」も食べたい | ハーブティー、ホットコーヒー、アイスウーロン茶の3種類を同時に注文しました。 異なる温度や味わいの飲み物を揃える、 永瀬九段ならではの盤石なスタイルです。 「かおる」も食べたい |
3. 勝利を決定づけた「▲8三歩」——AIも唸る美しき一点
終盤戦、永瀬九段が放った「▲8三歩」という一手が、勝利の天秤を決定的に引き寄せました。
この手は、単なる攻め駒の補充ではありません。
もしこの歩を打たなければ、藤井王将には△8七歩や△8七金といった、先手玉を一気に窮地に追い込む凄まじいカウンターが用意されていました。
永瀬九段はあえて歩を叩くことで、後手の飛車を「8三」の地点へ強制的に移動させ、飛車の横効き(守備力)を無力化したのです。
4. 「レーティング100点上昇」の証明——強化された終盤の刃
永瀬九段は自ら「レーティングが100点上がり、終盤が強化された」と公言していますが、
本局はその言葉を完璧に証明する内容でした。
藤井王将が△5二金と粘り強い勝負手を放っても、永瀬九段は動じません。
かつての「負けない将棋」から、隙を見せずに最短距離で仕留める「鋭い将棋」へ。
永瀬九段は終盤で逆転を許さないための「安全策」を冷徹に織り交ぜながら、藤井王将の逆転術を封じ込めました。
5. 結論:和歌山の決戦へ——王者の修正力か、挑戦者の独走か
次なる決戦の舞台は、和歌山県和歌山市の「和歌山城ホール」。
永瀬九段の完璧な研究に対し、藤井王将がどのような修正を施し、牙城を立て直してくるのかが焦点となります。
これまで幾多の苦境を跳ね返してきた王者の修正力か、
あるいは「レーティング100点上昇」を証明し続ける挑戦者の独走か。
2勝1敗。この数字が持つ意味は、単なる一勝のリードに留まりません。
将棋界の歴史が塗り替えられる、その「終わりの始まり」なのか。
第4局、私たちは将棋の神髄がぶつかり合う、至高の瞬間に立ち会うことになります。
