第66期伊藤園お~いお茶杯王位戦第4局が8月19日・20日に福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われました。
後手の永瀬拓矢九段(32)が藤井聡太王位(23)を19時22分、130手で下し、
シリーズ成績を1勝3敗としました。
次戦、第5局は8月26日(火)から27日(水)にかけて、
徳島県徳島市の「渭水苑」で開催されます。

2日目午前のおやつ
藤井聡太王位のおやつ | 永瀬拓矢九段のおやつ |
「もちパイ」と「お茶(冷)」 | 「宗像どらやき」 「鎮国饅頭」 「赤間宿もなかサブレ」 「白いバウムクーヘンキャレブランシュ」と 「ホットコーヒー」 |
藤井王位、午前のおやつは「もちパイ」と冷たいお茶で英気を養いました。 「かおる」も食べたい | 昨日の午前・午後のおやつをまとめてペロリ。 よほど美味しかったのでしょう。 「かおる」も食べたい |
均衡崩れる
時間差が判断に影響したのでしょうか。
75手目、藤井王位は強気に馬で飛車を取り、形勢を損ねてしまいます。
持ち駒として働きの悪い飛車を得る代わりに、活躍中の馬を渡す手。
ここまでの互角の均衡が崩れ、藤井王位は苦しい局面に立たされました。

2日目ランチ
藤井聡太王位のランチ | 永瀬拓矢九段のランチ |
「冷やしぶっかけあなごうどん」 「ウーロン茶(冷)」 | 「ねばねば海鮮丼 缶べぇ」(大盛り) |
冷たく締まったうどんは、つるりとしたのど越しとコシが絶妙です。 添えられた薬味が味のアクセントとなり、最後まで飽きさせない、 さっぱりとしながらも深みのある一品です。 「かおる」も食べたい | 海鮮の旨味とねばねば食材の相性が抜群で、 大盛りでも飽きずにぺろりと食べられる、 スタミナ満点な丼ぶりです。 「かおる」も食べたい |
流れるような攻めで藤井王位を追い込
馬と飛車の交換から、永瀬九段の攻めが続きます。
次々に好手が出て、藤井王位は防戦一方。
誰もが苦しい局面だとわかります。
しかし、幾度も逆転勝ちをしてきた藤井王位のこと、きっと逆転の一手を探していることでしょう。
どのような妙手が飛び出すのか、非常に楽しみです。
下図は86手目△7六歩とした局面です。

最後は7手詰
残念ながら、ついに有効な手が見つからなくなり、
▲5三銀と指して永瀬九段に投了を促す詰み手順を託しました。
永瀬九段には、この局面から7手詰が見えていました。

初手は△5六角。
プロ棋士は、この複雑な局面から一瞬で詰み筋を読み切ります。
まるで魔法のように、最善の一手を見抜くその能力は、まさにトッププロならではです。
