第50期棋王戦第2局が2月22日、石川県金沢市「北國新聞会館にて行われ、

後手の藤井聡太棋王(22)が増田康弘八段(27)に19時37分、140手で勝利

シリーズ成績を2勝0敗とし、3連覇まであと1勝に迫りました。

次戦は3月2日(日)に新潟市中央区「新潟グランドホテル」で開催されます。

第50期棋王戦第2局

藤井棋王が角換わりを拒否

増田八段の先手で始まったこの将棋は、一見すると▲2六歩型の角換わりに進むかと思われました。

しかし、10手目で藤井棋王は△4四歩と指し、角道を封じる選択をしました。

増田八段の飛車先の歩が▲2五まで伸びていない状況では、あらかじめ角道を止める意図があったと推測されます。

角換わり拒否

午前のおやつ

藤井聡太棋王のおやつ増田康弘八段のおやつ
「フルーツ盛り合わせ」
「イタリアンモンブラン」、「アイスティー」。
「フルーツ盛り合わせ」
「レアチーズケーキ」、「ココア」。
瑞々しいフルーツと口どけも滑らかそうなモンブランに、
アイスティーのすっきりとした喉越しが、甘さを引き立てつつ後味をさっぱりと締めくくる、
まさに一局に向けた心地よいリフレッシュのひとときでしょう。
「かおる」も食べたい
フルーツの爽やかな酸味がチーズケーキのコクを引き立て、
ココアの優しい甘さが全体を包み込む。
甘さと酸味のバランスが絶妙な、思考を研ぎ澄ますひとときとなったに違いない。
「かおる」も食べたい

ランチ

藤井聡太棋王のランチ増田康弘八段のランチ
加賀懐石弁当加賀懐石弁当
「加賀懐石弁当」は、のどぐろの塩焼きの上品な脂の旨みと、
能登牛ステーキのジューシーな味わいが絶妙に調和し、
一口ごとに北陸の豊かな恵みを感じさせます。
「かおる」も食べたい
彩り豊かな副菜も丁寧に仕上げられ、
見た目にも美しく、
贅沢なひとときを楽しめる逸品です。
「かおる」も食べたい

歩が横並びに

先手・増田八段が積極的に攻めると見られた37手目でしたが、

▲6六歩と指し、自らの角道を止めて△6五銀や△6五桂を防ぐ我慢の一手を選びました。

これに対し、後手番の藤井棋王も無理をせず、着実にプラスの手を重ねていきます。

その結果、横列の四段に駒が珍しく並ぶ形となりました。

四段に駒が並ぶ

午後のおやつ

藤井聡太棋王のおやつ増田康弘八段のおやつ
「フルーツ盛り合わせ」
「能登塩プリン」、「アップルジュース」。
「フルーツ盛り合わせ」
「イチゴタルト」、「ホットコーヒー」。
爽やかな「フルーツ盛り合わせ」と、
ほんのり塩味が甘さを引き立てる「能登塩プリン」が絶妙な調和を奏でます。
甘酸っぱい「アップルジュース」が後味をすっきりと締めくくり、
上品で満足感のあるひとときとなったでしょうか。
「かおる」も食べたい
瑞々しい「フルーツ盛り合わせ」と甘酸っぱい「イチゴタルト」が
絶妙なバランスを演出。
ホットコーヒーのほろ苦さが甘さを引き締め、心地よいひとときを彩ります。
「かおる」も食べたい

増田八段の渾身の勝負手▲4七金

前例のない展開となり、一時は増田八段の方が指しやすい場面もありましたが、僅かなミスがあったのでしょうか。

藤井棋王が優勢に転じてからは、手厚い指しまわしを見せます。

そして迎えた107手目、増田八段は銀を逃げずに5七の金を4七に寄せ、馬取りと5一飛車成を狙いました。

藤井棋王も「時間のない中では逆転されてもおかしくなかった」と語るほどの妙手でした。

しかし、藤井棋王はわずか2分で高速の読みを入れ、正着の△7三馬と引いて何とか耐えます。

ここからは粘り強い攻防が続き、最終的には30手以上を費やした末に後手番で勝利を収めました。

これで棋王3連覇まであと1勝。次戦は1週間後の3月2日です。

増田八段の渾身の勝負手▲4七金