第37期竜王戦第5局が11月27日・28日に和歌山県「和歌山城ホール」で行われました。
先手の藤井聡太竜王(22)は佐々木勇気八段(30)を16時21分、91手で下し、
シリーズ成績を3勝2敗としました。
これにより、藤井竜王は防衛まであと1勝と迫りました。
次戦、第6局は12月11日(水)から12日(木)にかけて、
鹿児島県指宿市の「指宿白水館」で開催されます。
この「指宿白水館」は名物の「砂むし温泉」で知られ、棋士に大変人気の対局場です。
実際、2019年12月には佐々木勇気八段が斎藤明日斗五段を誘い、自費でこの対局場を訪れています。
この訪問に感激した豊島九段が後にABEMAトーナメントで「Bad Boys」を結成するきっかけとなったと言われています。
佐々木八段にとって、この竜王戦で指宿白水館を対局場とする第6局は特別な思いがあることでしょう。
第6局を何としてでも実現させたいという強い意志が、今回の戦いにも反映されていたのではないでしょうか。

誰もが驚いた『6六歩』
本局の67手目、藤井竜王は▲6六歩を選択しましたが、
この局面では、ほとんどの棋士が▲7七歩を選ぶ場面でした。
その理由は、4五にいる馬が8八に利いているためです。
仮に先手が▲3三歩成などを指してしまうと、
8八馬で即詰みに持ち込まれてしまう危険性があるからです。

感想戦で藤井竜王は、次のように説明しました。
「▲6六歩から同馬の後、▲7七歩を打つ予定だった」とのことです。
一見すると、▲7七歩を直接打つ手と▲6六歩を挟む手に大きな違いはないように思えますが、
実際にはその後の展開に大きな差が生じます。
▲7七歩を直接打つ手は、多くの棋士が推薦する一手ではあるものの、
後手からの猛攻撃を受け、一方的に守りに回る展開となる可能性が高いとされています。
この場合、形勢はやや有利ではあるものの、受け続けることが求められ、非常に苦しい戦いとなります。
一方、本譜の▲6六歩を指したことで、後の受けにおいて、先手で対応できる余地が生まれます。
この選択には、相当の読みと受けの自信が伴っており、
藤井竜王の深い読みがあってこそ実現した一手だと言えるでしょう。
2日目午前のおやつ
藤井聡太竜王のおやつ | 佐々木勇気八段のおやつ |
「シューパリ」と「自家焙煎コーヒー(アイス)」 | 「極上本煉羊羹」「まりひめイチゴのタルト」「碾きたて抹茶・じょうよ饅頭付き」「yuradool」 |
「シューパリ」を提供した春栄堂は定休日でしたが、 留守電に問い合わせが殺到していたそうです。 その反響ぶりからも、その美味しさがうかがえますね。 「かおる」も食べたい | 「1日目と同じですね。」 佐々木勇気八段は、どうやら好きなものを繰り返し楽しむタイプのようです。 「かおる」も食べたい |
2日目ランチ
藤井聡太竜王のランチ | 佐々木勇気八段のランチ |
「太刀魚一本揚げ天丼」 | 「さばきたて本生鮪三種丼」 |
見た目の豪快さと繊細な味わいの両方を楽しめる逸品ですね。 「かおる」も食べたい | 昨日に続き、ボリューム満点の食事でエネルギーをしっかり補給する選択となっています。 「かおる」も食べたい |