第38期竜王戦の七番勝負第1局が、本日10月3日と4日の両日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」にて行われます。

本局は2年連続で同じ顔合わせとなり、注目の対局です。

対局開始に先立ち、野村ホールディングスの寺口副会長が振り駒を実施。結果、歩が3枚となり、藤井竜王の先手と決まりました。

第38期竜王戦第1局

戦型は横歩取り

佐々木勇気八段は6手目に5分を費やし、△3四歩と指しました。

これは横歩取りを目指す一着です。

佐々木八段は早指しのAbemaトーナメントではこの戦型を何度か採用していますが、公式戦で指すのは7年ぶりとなります。

横歩取りは、激しい戦いに進むことが多く、短手数で決着することも珍しくありません。

このため、持ち時間が長い2日制のタイトル戦という舞台で採用されたことは、意外性をもって受け止められました。

この大胆な選択の背景には、佐々木八段の十分な研究と準備があるものと推測されます。

戦型は横歩取り

おやつ

藤井聡太竜王の午前のおやつ佐々木勇気八段の午前のおやつ
カボチャのプリンカボチャのプリン
カボチャ特有の優しい甘さとなめらかな口当たりが特徴。
午前中の集中力を途切れさせない、
程よいボリュームと糖分を補給できたでしょう。
「かおる」も食べたい
昨年と違い1人前でした。
ダイエットでしょうか。
「かおる」も食べたい
藤井聡太竜王の午後のおやつ佐々木勇気八段の午後のおやつ
プレミアムメロン アップルジュース紫芋のモンブラン(ハロウィン限定)
オレンジジュース
上質な甘さと芳醇な香りを楽しめたでしょうか。
「かおる」も食べたい
独特の風味と優しい甘さが、
長時間にわたる思考の疲れを癒やすのにぴったりです。
ハロウィン限定という趣向もいいですね。

「かおる」も食べたい

封じ手に67分使う

午後5時31分、藤井竜王が▲8四歩と指しました。

この局面では、佐々木勇気八段は当然のように△8二歩と受けるものと見られ、

対局は午後6時ちょうどに封じ手となる公算が大きい状況でした。

しかし、佐々木八段は「しばらく考えます」と宣言。

予定時刻が過ぎても熟考を続けたため、周辺には緊張感が走りました。

そして、熟考から39分後の午後6時39分、ついに封じ手の意思表示がなされました。

これほどの時間を費やしたことから、解説の阿久津主税八段は、平凡な受けではなく、

△6四角のような意表を突く手が封じられている可能性を指摘しています。

2日目へと持ち越される封じ手に、大きな注目が集まります

封じ手