第74期王将戦第4局は、2月15日から16日にかけて大阪府高槻市の「摂津峡花の里温泉 山水館」で行われています。

3勝0敗で迎えた第4局。先手番の藤井王将が4連勝で防衛できれば、

タイトル獲得数で谷川十七世名人と並ぶ歴代5位の27期となります。

第74期王将戦第4局1日目

永瀬九段の新手

後手の永瀬九段は角換わりを受け入れ、42手目までほぼノータイムで進行しました。

43手目の▲4五歩と、藤井王将が前例通りに仕掛けたのに対し、永瀬九段は△3一玉と指します。

これまでの対局ではすべて△4五同歩と応じていたため、この一手が永瀬九段の準備していた新手でした。

この手を見た藤井王将は膝を崩し、前傾姿勢になって長考に入ります。

永瀬九段の新手

午前のおやつ

藤井聡太王将のおやつ永瀬拓矢九段のおやつ
いちごわらび、抹茶オーレあまおうタルト、
ブラッドオレンジソーダ、抹茶オーレ、ホットミントティー
もちもちとしたわらび餅の中に、甘酸っぱいいちごが包まれた上品な一品。
口に入れると、柔らかい食感とともに、いちごの爽やかな香りがふわりと広がるでしょう。
「かおる」も食べたい
甘酸っぱいあまおう苺のジューシーさと、
サクサクのタルト生地、濃厚なカスタードが絶妙にマッチ。
フレッシュな苺の香りが口いっぱいに広がる贅沢な一品ですね。
「かおる」も食べたい

ランチ

藤井聡太王将のランチ永瀬拓矢九段のランチ
カツ御膳キジ鍋膳と
ホットティー(はちみつ)
サクサクの衣をまとったとんかつは、特製ソースとの相性も抜群で、ご飯が進みそうです。
さらに、ぷりぷりの海老フライが添えられ、甘みのある身とサクサクの衣が絶妙なバランス。
「かおる」も食べたい
しっかりとした弾力がありながらも
噛むほどに旨みが広がりを見せるキジ肉。
野菜の甘みとともに絶妙なハーモニーを奏でてくれるでしょう。
「かおる」も食べたい

永瀬九段の手が初めて止まる

62手目、永瀬九段は△8八歩と手筋の歩を放ちますが、ここまでの消費時間はわずか23分。

本局も、序盤は藤井王将のみが時間を消費する展開が続いていました。

ここで藤井王将は▲9七桂と逃げます。

歩を銀や金で払うのは、いかにも永瀬九段が用意していた手と考えたでしょうか。

この歩を放置すればと金となり、9九の香車を取られてしまうため、通常は選択しにくい手です。

しかし、永瀬九段もこの展開を想定していなかったのか、ここで初めてまとまった時間を使い始めました。

形勢は互角ながら、消費時間には大きな差があり、藤井王将の3時間25分に対し、永瀬九段はわずか23分。

実に3時間の差がついています。

永瀬九段 63手目で研究外れる

午後のおやつ

藤井聡太王将のおやつ永瀬拓矢九段のおやつ
昔ながらのプリン、アイスレモンティーフルーツボートとプチシュー、
ホットミルクココア、リンゴジュース
しっかりとした弾力のある食感で、濃厚な卵の風味が際立つ一品。
ほろ苦いカラメルソースが絶妙なアクセントとなり、甘さとのバランスが心地よい。
懐かしさを感じる素朴な味わいが魅力。
「かおる」も食べたい
彩り豊かな旬のフルーツが贅沢に盛り付けられたフルーツボート
甘酸っぱい果実のフレッシュな味わいが口いっぱいに広がり、爽やかな後味が楽しめますね。
一口サイズのシュー生地にたっぷりのクリームが詰まっているプチシューは、
ついつい手が伸びる可愛らしいスイーツです。
「かおる」も食べたい

永瀬九段が72手目を封じる

第2日目は早々に藤井王将が飛車を切る展開となりました。

通常、アマチュアの対局では飛車を取った側が圧倒的に有利とされますが、今回の形勢は完全に互角です。

ファンとしては、この段階で飛車を失うのは心配な状況です。このような展開は久しぶりに見るかもしれません。

封じ手

封じ手は△1三香で決まりでしょうか。

藤井王将が飛車を3四へ移動させた後、永瀬九段の対応に分岐がありそうです。

しかし、どちらにせよ藤井王将の飛車は次に取られる見込みです。

この状況で、藤井王将が永瀬九段の攻めをどう受け止めるかが、今後の見どころです。