第37期竜王戦第5局は、11月27日から28日にかけて和歌山県和歌山市の「和歌山城ホール」で行われています。
和歌山市で竜王戦が開催されるのは、今回が初めてです。
和歌山へは、大阪から特急などを利用するのが一般的で、
藤井竜王も特急「くろしお」を利用して大阪から向かわれたそうです。
しかし、鉄道好きで知られる藤井竜王にとっては、やや短く物足りない旅だったかもしれません。
名古屋在住の藤井竜王であれば、紀伊半島を三重県経由で和歌山に向かうルートも選択可能です。
このルートは相当な時間がかかりますが、景色の美しさや鉄道旅の楽しさを考えると、きっと満足度は100%だったことでしょう。

『雁木』戦法採用
最近の後手番では、振り飛車や雁木の可能性を残して指す戦法が主流になりつつあります。
佐々木勇気八段は居飛車党ながら、第3局では角交換振り飛車を採用しており、
序盤ではその可能性を警戒しながら対応していました。
しかし、14手目の8四歩によって、本局では「雁木」で進むことがほぼ確定しました。

なお、雁木は先日のJT杯で優勝した渡辺明九段も頻繁に採用している戦法として知られています。
一方、藤井竜王は少し考えた後、銀を繰り出す積極的な指し方で応じました。
この選択がどのような展開を生むのか注目です。
1日目午前のおやつ
藤井聡太竜王のおやつ | 佐々木勇気八段のおやつ |
「あんこぅ梅&湯浅醬油ホイップ小倉」と「碾きたて抹茶」 | 「極上本煉羊羹」「まりひめイチゴのタルト」「碾きたて抹茶・じょうよ饅頭付き」「yuradool」 |
濃厚なあんこと、ほのかな塩味の梅が絶妙に調和し、湯浅醤油の香ばしさが上品なアクセントを加えます。和歌山らしい味わいを堪能できる一品です! 「かおる」も食べたい | デザートを3つも注文されました。 どれもとても美味しそうです。 ただ、普通の人にとっては、これだけでお腹いっぱいになってしまいそうなボリュームです。 ランチを食べる余裕はなさそうですね。 「かおる」も食べたい |
互角の展開続く
37手目、藤井竜王は玉を7八に寄せました。
ここまで両者はバランスを重視した指し回しで、局面は完全に互角といったところでしょう。
ただ、細かく見れば、後手の佐々木勇気八段の玉が居玉のままである点や、
藤井竜王の玉が相手の飛車筋にやや近づきすぎている点が気になります。
この一手が今後どのような展開を呼ぶのか、とても楽しみです。

1日目ランチ
藤井聡太竜王のランチ | 佐々木勇気八段のランチ |
「厚切り牛タンシチュー」とみかんジュース「yuradool(ユラドール)」 | 「勝福うなぎ登り重」とお茶 |
和歌山市民に愛されている味だそうです。 「かおる」も食べたい | 豊かな風味と満足感を堪能できる贅沢な逸品です。 蓋に収まりきらないうな重を目にしたのは初めてです。 「かおる」も食べたい |
1日目午後のおやつ
藤井聡太竜王のおやつ | 佐々木勇気八段のおやつ |
パンダロール、「生姜と柑橘香るスパイスティー」 | パンダロール、シューパリ、五十五万石、ひきたて抹茶(じょうよ饅頭つき)、ユラドール |
パンダロールは見た目もかわいく、 思わず笑顔になる一品ですね。 「かおる」も食べたい | 午後はさらにパワーアップ! デザート3つになりました。 提供したお店は喜んでいるでしょう。 「かおる」も食べたい |
藤井竜王 やや有利で2日目に
42手目、佐々木勇気八段は1時間18分を使い、積極的な攻めに出ました。
佐々木八段の5五歩からの攻めに対して、藤井竜王はじっくりと55分を費やし、素直に同歩で応じます。
封じ手の時間が近づく中、両者の指し手がテンポよく進み、50手目を佐々木八段が封じることとなりました。
この展開からは、藤井竜王が封じ手を相手に任せる意図が感じられました。

封じ手として考えられる手は、
①『4五馬』、または
②『3八歩』が有力です。
前者は攻撃の主導権を握りつつ相手の陣形を圧迫する狙いがあり、
後者は飛車先を止めることで防御を固めつつ、持久戦への布石を打つ意図が含まれています。
形勢はやや藤井竜王が有利と見られ、
2日制の対局で1日目を無難に進めたことにファンも安堵しているのではないでしょうか。
これまで藤井竜王が2日制の対局で第7局までもつれた経験はなく、
ここから2連勝で防衛を果たす可能性が高いと期待されます。本局の行方にも注目が集まります。