予選Bリーグ 1位決定戦 藤井聡太竜王名人登場

3月9日(土)19時より、予選Bリーグの1位決定戦が放送されます。対戦するのは、杉本昌隆八段率いるチーム中部と、深浦康市九段率いるチーム九州です。

メンバーは以下の通り!

チーム中部チーム九州
監督杉本昌隆八段深浦康市九段
エース藤井聡太竜王名人佐藤天彦九段
若手強豪棋士服部慎一郎六段古賀悠聖六段
豊島将之九段都成竜馬七段
八代弥七段佐々木大地七段

両チームの注目棋士は?

2チームの注目棋士の成績を確認してみましょう。

チーム中部

エース 藤井聡太竜王名人

チーム中部の注目棋士は何と言っても、エース 藤井先生!

そこで、昨年と今年の成績を書き出してみました。

昨年のABEMAトーナメント2023 の成績はなんと驚異の9勝1敗!

予選Eリーグ第2試合第2局後手 藤井聡太先手 千田翔太
第5局先手 藤井聡太後手 藤本渚
第8局後手 藤井聡太先手 西田拓也
予選Eリーグ第3試合第3局後手 藤井聡太先手 佐々木勇気
第5局後手 藤井聡太先手 佐々木勇気
本戦トーナメント2回戦第3局後手 藤井聡太先手 斎藤慎太郎
第6局先手 藤井聡太後手 冨田誠也
本戦トーナメント準決勝第2局後手 藤井聡太先手 稲葉陽
第4局後手 藤井聡太先手 服部慎一郎
第7局先手 藤井聡太後手 出口若武

予選Eリーグの第2試合第5局では、今年度、熾烈な勝率争いを繰り広げている、藤井先生と渚四段の間で対局が行われました。

この対局は、藤井先生にとってプロ入り後初めて年下の棋士との対戦となり、注目を集めました。

結果は藤井先生の圧勝

タイトル保持者である藤井先生に新四段の藤本先生が挑むという構図でしたが、藤井先生は手加減することなく全力の対局が繰り広げられました。

藤井先生が藤本先生に将棋の厳しさを示した一局だったと思われます。

この対局が藤本先生にどのような影響を与えたかは不明ですが、現在彼は驚異的な勝率を残しています。

3月31日現在の勝率
1位藤井聡太竜王名人46勝8敗8割5分2厘
2位藤本渚四段51勝9敗8割5分0厘

昨年、最後に事件?が起きます

黒藤井現る!

初めてお聞きにな方もいらっしゃるでしょう。

普段、マスコミ対応が完璧な藤井先生の、兄弟子に毒舌を吐くシーンが放送されました。

かおる

兄弟子(齊藤裕也四段)が参加したことで、

飾らない藤井先生の姿が見られたね。

今年の成績は負けなしの5連勝!

予選Bリーグ1回戦第2局後手 藤井聡太先手 古森悠太
第3局先手 藤井聡太後手 斎藤慎太郎
第4局後手 藤井聡太先手 大石直嗣
第5局先手 藤井聡太後手 大橋貴洸
第6局後手 藤井聡太先手 斎藤慎太郎

かおる

チーム中部でなく、チーム藤井だ!

来年以降は、ルール変更があるかも。

藤井先生は「早指しは苦手なんです」と笑いながら返答しています。

苦手で9割の勝率をたたき出されると、他の棋士はどのように対応したら良いのでしょうか。

かおるは藤井先生の大ファンですが、時々他の棋士に同情する気持ちもわずかに感じます。

ただ、ファンとして心配な点は、初年度こそフィッシャーを『猛練習してきました』と述べていた藤井先生ですが、2年目以降は、以前ほどフィッシャーの練習を行っていないようです。

これが原因で、序盤の数局は感覚を取り戻すのに苦労し、苦戦することもありますが、そこは、藤井先生の持ち味である終盤力が光り、局面を逆転して勝利に結びつけている印象があります。

チーム九州

古賀悠聖六段

若手棋士にとって、藤井先生は到達不可能な高みにいる存在です。

ABEMA地域対抗戦やABEMAトーナメントは、これまで藤井先生と対局したことがない棋士たちを藤井ファンに紹介する絶好の機会を提供します。

今回、注目する棋士は古賀悠聖六段です。古賀先生は最近、六段に昇段されたばかり。古賀先生、昇段おめでとうございます。

昇段についての記事を書いています。クリックして読んでみて下さい👇

昇段には様々な方法がありますが、最も分かりやすいのは順位戦のクラスと段位との関連です。

A級八段
B級1組七段
B級2組六段
C級1組五段
C級2組四段

伊藤匠七段と古賀悠聖六段は四段昇段が同期ですが、C級2組に在籍する伊藤先生に対し、古賀先生はフリークラスからのスタートとなりました。

フリークラスは順位戦に出場することが出来ません。同期昇段とは言え、1クラス下からのスタートを余儀なくされました。

でも、そこから古賀先生は奮起し、頑張りました。

第52期新人王戦では、伊藤先生には敗れましたが、準優勝という優秀な成績を収め、フリークラスを突破しています。

昨年はC級1組に昇級し、さらに今年は3月5日にB級2組へ昇級と、六段昇段を果たしました。

2年連続での昇級は、羽生先生・藤井先生・伊藤先生も成し得なかった快挙です。

先発棋士を「かおる」が勝手に予想してみた

ABAMA地域対抗戦のルールを確認しておきます。

  • 5勝先取の9番勝負
  • 監督が3人の先発棋士を出場順に決定する【1番手〇〇〇 2番手〇〇〇 3番手〇〇〇】
  • 勝利した棋士は次の対局にも出場する【最大5連投する可能性あり】
  • 4番手は1番手の棋士または、控えの棋士が1番手の棋士に代わって出場可能。5番手も同様

ルール上、2番手に出場する棋士は5番手でも出場できるため、各チームは、エースを2番手に起用しています。

かおるが勝手に本日の先発棋士を予想してみました。どうでしょうか。

チーム中部チーム九州
1番手八代弥七段古賀悠聖六段
2番手藤井聡太竜王名人佐々木大地七段
3番手服部慎一郎六段深浦康市九段

かおる

今回はもし負けても次があります。

杉本先生、出場するなら今回ですよ!

3月9日の結果について、下の記事を読んでください👇

チーム中部

チーム中部には、豊島将之九段、杉本昌隆八段、八代弥七段という、まだ出場していない3名の棋士がいます。

そのため、監督は2人を出場させたいと思っているでしょう。

しかし、藤井先生の将棋を楽しみにしている視聴者が多いことも考慮すると、かおるは先発棋士が上記のようになると予想します。

もし、杉本先生ご自身が出場されるなら、今回1番手で出場してほしいですが、皆さんはどのように予想されますか?

事前に予想を立ててから視聴すると、より一層楽しめる気がします

チーム九州

チーム九州の目標は打倒 藤井先生ですよね。

公式戦で藤井先生に対して3勝1敗という成績を持つ深浦康市九段と、

過去にも藤井先生に勝利している佐々木大地七段を中心に据え、前回活躍した古賀先生を加えた布陣を予想します。

また、チームのエース、佐藤天彦先生は戦略的に温存されると見ました。

3月10日(日)もファンは大忙し

10時半~ NHK杯準決勝 ゴールデンカードを視聴しましょう

3月10日(日)は第73回NHK杯テレビ将棋トーナメント準優勝第2局 藤井聡太NHK杯羽生善治九段というゴールデンカードが実現しました。これは見逃せません。

相手の羽生先生は、棋士レーティングサイトで5にランクされており、今もなお現役でトップクラスの実力を持つ棋士です。

特に早指し将棋では非常に強いと評価されています。

一方で、全棋士中1位に輝くなど、圧倒的な実力を持つ藤井先生も、早指しでは時折、持ち味の精密さが影を潜める場面があります。

二人の対局は非常に良い勝負が期待でき、大いに楽しみです。

新人王戦 記念対局

3月10日(日)10時からは、第54期新人王戦記念対局として、藤井聡太竜王名人と新人王の上野裕寿四段との対局がAbemaにて放送されます。

この対局は公式戦ではなく、新人王戦で優勝した棋士がタイトルホルダーと対戦する、優勝者への特別な機会として行われます。

藤井先生ご自身も過去に新人王戦で優勝し、豊島先生と対局し勝利を収めたことがあります。

現在、藤井先生がすべてのタイトルを保持しているため、新人王戦の優勝者は必然的に藤井先生と対局することになります。

この対局は昨年12月に行われ、放送が待ち望まれていましたが、ついに3月10日(日)放送されることになりました。どのような展開になったのか、非常に楽しみですね。

ただし、この対局は時間が長くなる可能性がありますので、先にNHK杯を観戦し、12時以降にAbemaTVを視聴することを推奨します。