5月9日、注目の第83期名人戦第3局が、大阪府泉佐野市に位置する「ホテル日航関西空港」にて開幕しました。

今年、開業30周年を迎える同ホテルが、その記念すべき節目を迎える舞台として名人戦を迎える運びとなりました。

前局に続き、再び空の玄関口での開催となった今シリーズ。

現在、2連勝と勢いに乗る藤井聡太名人。この第3局も制すれば、圧倒的な強さで名人位防衛に王手をかけることになります

名人戦第3局1日目

戦型は相矢倉

藤井名人の初手△3四歩は、これで二度目となります。

名人戦第二局でも先後は異なりましたが、同じ出だしでした。

藤井名人がすぐに角道を止めたため、多くの人が雁木模様に進めるのではないかと予想したことでしょう。

しかし、永瀬九段が積極的に前に出てこなかったため、最近のタイトル戦ではあまり見られなくなった相矢倉という、古くからある伝統的な戦いとなりました。

この戦型は、居飛車を志す若者が最初に学ぶと言っても過言ではなく、棋士だけでなく将棋ファンにとっても非常に興味深い展開となりました。

相矢倉

1日目午前のおやつ

藤井聡太名人のおやつ永瀬拓矢九段のおやつ
泉州たまねぎプリン(kitchen&bar 36KR)
イチゴスムージー(IchigoLab_Izumisano)
イチゴスムージー
フルーツドリンク(マンゴー)
たまねぎの甘みが凝縮されたプリンは、独創的な組み合わせにも思いますが
意外ながらも上品な味わいなのでしょうか。
フレッシュなイチゴの酸味が爽やかさを添えてくれるでしょう。
「かおる」も食べたい
甘酸っぱいイチゴの風味と、
濃厚なマンゴーの甘さが、
午前中の頭脳をリフレッシュするような組み合わせです。

1日目のランチ

藤井聡太名人のランチ永瀬拓矢九段のランチ
泉佐野産キャベツの満月焼the泉佐野『勝つ』カレー
いちごスムージー
花鳥木[和テイストのムース]
シャキシャキとした泉佐野産キャベツの甘みと、
ふっくらとした生地が絶妙に絡み合う、
シンプルながらも滋味深い大阪の味です。
「かおる」も食べたい
「勝つ」カレーは、スパイシーながらも深みのある味わいで、
午後の対局への活力を与えてくれそうです。
和テイストのムース「花鳥木」は、繊細な甘さと上品な口溶けで、
優雅なひとときを楽しめしょうです。
「かおる」も食べたい

午後に入り藤井名人が有利に

相矢倉模様ながら、永瀬玉が定跡の8八ではなく7八に構える珍しい陣形。

その複雑さに、形勢判断は難解を極めると思われましたが、午後の戦いが始まると、AIは藤井名人がわずかにリードしていると示唆しています。

永瀬九段の飛車が、現状では有効に活用できていないことが要因の一つかもしれません。

盤面全体から、両者ともに深く読みを入れているであろうことは、素人の目にも明らかです。

AI形勢52%

1日目午後のおやつ

藤井聡太名人のおやつ永瀬拓矢九段のおやつ
「ひねの里 くるみ餅&栗パイセット」(御菓子司 冨士屋)
アイスティー(ストレート)
フルーツドリンク2種(マンゴー、ピーチ)
対局の合間のひととき、藤井聡太名人は、
素朴ながらも奥深い甘さが思考を優しく解きほぐすようなもっちりとした「くるみ餅」と、
香ばしいサクサクの生地に包まれた上品な甘さの「栗パイ」という、
二つの異なる食感と味わいを楽しまれたことでしょう。
「かおる」も食べたい
新しくピーチが追加されました。

藤井名人が52手目を封じる

18時、永瀬九段は3五に角を繰り出しました。

封じ手時刻まであと30分。

ここで藤井名人が4四銀と引けば、永瀬九段は角を3五へと戻す一手。

もし次に藤井名人が5五銀と進出すれば、千日手の可能性が濃厚となります。

第2局でも千日手の可能性がありましたが、本局もまた、両者にとって頭を悩ませる局面を迎えました。

封じ手

盤面を見つめ、深く考え込む藤井名人。

長考の末、ついに18時40分、封じ手の意思表示がなされました。

千日手の可能性を残した一手なのか、それともそれを回避する鮮やかな手順を見出したのか。

久々となる藤井名人の封じ手。明日、その封が開かれる瞬間が、今から待ち遠しいです。