注目の第38期竜王戦、その第4局が11月12日・13日の二日間にわたり、京都市伏見区の「京都競馬場」で開催されています。

現在のスコアは3勝0敗。

防衛に王手をかけたこの大一番で勝利を収めれば、史上最年少での「永世竜王」獲得という、歴史的な快挙が達成されます。

まさに、将棋界全体が注目する一局です。

前夜祭には武豊騎手がサプライズ登場!

対局を前に京都市内のホテルで行われた前夜祭では、競馬界のレジェンド、武豊騎手がゲストとして登場し、会場を沸かせました。

武騎手は「実は小学校の時、囲碁・将棋クラブに入っていたんです。一応、将棋をかじっています」と意外なエピソードを披露。

G1レースなど数々の名勝負が繰り広げられてきた京都競馬場での開催にちなんで、

この競馬場は、終盤に強い方が勝ちやすい傾向があるんです。明日の将棋の対局でも、お二人の熱い終盤戦が繰り広げられるのを楽しみにしています」と、

勝負師らしい粋なコメントで両対局者にエールを送りました。

競馬場の熱気の中で行われる歴史的な一戦。防衛なるか、それとも反撃か、最後まで目が離せません!

第38期竜王戦第4局1日目

かおる

4連勝で決めてほしいけど、

12月の対局がなくなってしまい

藤井くんロス」になりそうで少し寂しい

佐々木八段が選んだ一手!研究勝負に持ち込む「角換わり」

3連敗と後がない状況で、挑戦者の佐々木勇気八段が選んだ作戦は、徹底的な準備が鍵となる「角換わり」でした。

この戦型は、事前に深く研究できるのが特徴です。

特に、相手が藤井聡太竜王だと、この真っ向勝負を避ける可能性はほぼありません。

佐々木八段は、互いの研究量と準備の深さが試されるこの戦法に、流れを変える「起死回生の一手」を託したと言えるでしょう。

「何としてでも昨年のようにシリーズを長く戦いたい」という挑戦者の強い思いが、この研究勝負に現れています。

迎え撃つ藤井竜王の最新トレンド「右玉」

対する藤井聡太竜王がこの難敵に対して選択したのは、近年、藤井竜王が好んで採用している戦型、「右玉(みぎぎょく)」でした。

用意周到な挑戦者の「研究対研究」という土俵に対し、

竜王自身が最近磨きをかけている「右玉」という戦略で迎え撃つ形となりました。

序盤から両者の「作戦」がぶつかり合う、非常に見応えのある展開です。

この第4局が、歴史的な一戦になるか、それともシリーズの潮目が変わる分岐点になるのか、目が離せません!

戦型は角換わり 右玉

午前のおやつ

藤井聡太竜王の午前のおやつ佐々木勇気八段の午前のおやつ
おウマちゃん練り切り
抹茶ラテ清水屋極
みかん大福
おウマちゃん練り切り
福寿園の「玉露金閣」
木谷製茶場の「煎茶喜峰(ホット)」
愛らしい見た目と裏腹に、上質な白餡と抹茶の風味のバランスが絶妙で、
疲れを癒す品の良い甘さ。
勝負の合間の集中力を支える、目にも舌にも嬉しい和のスイーツです。
「かおる」も食べたい
メインのみかん大福は、丸ごと入ったみかんのジューシーな酸味と、
上品な白餡、柔らかなお餅が一体となり、
心身をリフレッシュさせてくれます。
対局場にちなんだおウマちゃん練り切りを添え、見た目も華やか。
甘いものと、格調高いお茶で一服することで、

集中力を持続させるための万全の準備がうかがえます。
「かおる」も食べたい

ランチ

藤井聡太竜王のランチ佐々木勇気八段のランチ
三嶋亭すきやき京の肉 牛フィレサンド トリュフ風味のポンムフリット
柚子香る鯛と蕪の煮麺とにぎり寿司御膳
艶やかな霜降りが美しい最高級の牛肉は、
口に入れた瞬間に溶け出す上質な脂の旨味と、
割り下の甘辛いコクが絶妙なバランスで広がります。
お肉の力強さと、野菜の甘み、すべてが一体となった日本の味の極み。

午後の長い戦いへ向け、確かなスタミナとエネルギーをチャージする、
まさに最高の勝負メシです。
「かおる」も食べたい
京の肉 牛フィレサンドは、濃厚で力強い味わいでエネルギーを即座にチャージします。
そして、柚子香る鯛と蕪の煮麺とにぎり寿司御膳が、その後の味覚をリセット。

上品な出汁と柚子の香りが心地よい煮麺と、新鮮なにぎり寿司が、
午後の集中力を保つための繊細なバランスをもたらしています。
「かおる」も食べたい

午後のおやつ

藤井聡太竜王の午後のおやつ佐々木勇気八段の午後のおやつ
栗もちモンブラン
有機和紅茶アールグレイ
栗もちモンブラン
いちごと木いちごの葛まんじゅう
玉露金閣、喜峰(ホット)
もちもちとした食感の土台に、風味豊かな栗のクリームを贅沢に絞ったモンブランは、
午後の疲れた脳に染み渡る、ちょうど良い甘さ。
それを有機和紅茶のアールグレイが優しく包み込みます

和紅茶ならではのまろやかさと、アールグレイの柑橘系の香りが、
重厚なモンブランの後味をすっきりとリフレッシュ。
「かおる」も食べたい
藤井竜王と同じ栗もちモンブランで、午後の脳に甘いエネルギーをチャージ。
さらに、さっぱりとしたいちごと木いちごの葛まんじゅうを添えることで、
対局室の熱気をクールダウンさせ、味覚をリフレッシュさせたことでしょう。
「かおる」も食べたい

佐々木八段の封じ手

両者雁木の囲いを築き、玉の周りを金銀3枚で固め合った堅い局面で、佐々木八段が45分を使い、85手目を封じました。

封じ手は複数の候補手が考えられますが、その中でも長考を誘う一手として▲7七桂成も有力視されます。

この手を封じることで、佐々木八段はこの局面について今晩ずっと考え続けることが可能だからです。

佐々木八段がどの手に託したのか、明日の開封が大変楽しみです。

85手目を封じる